創立50周年―設計作品集―
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総合工事中における土木躯体と建築仮構のイメージ昇降機設備・階段廻りの自由設計自由度が高まるハイブリッド構造土木躯体土木躯体建築・高架橋の上に直接旅客上家・荷重のすべてを高架橋で支持・外側柱と旅客上家柱を一体化・一体化鉄骨フレームで鉛直荷重を支持 水平力は高架橋で負担建築構造土木構造構造上は鉄骨造の建築架構を土木高架橋に接続し、建築架構に作用する地震力などの水平力を土木高架橋に伝達することで、建築架構の柱を細くすることが可能になる。[従来構造][ハイブリッド構造]事例:九州新幹線 出水駅建築※上り下り各々のホームが線路を挟んで相対して設置されている駅の形式現在、九州新幹線の出水駅、新玉名駅、つくばエクスプレスの流山セントラルパーク駅・柏の葉キャンパス駅・みどりの駅・万博記念公園駅・研究学園駅の7駅で採用されており、今後もハイブリッド構造の駅が増加するものと思われる。相対式2面2線※の鉄道高架駅は、土木構造物の上に旅客上家を載せた形式が一般的であった。一方ハイブリッド構造とは、『車両走行のために必要な高架橋(土木構造)と、旅客流動・サービスのために必要な旅客ホーム及び旅客上家を支える鉄骨フレーム(建築構造)とで構成された鉄道高架駅の構造』と定義できる。■ハイブリッド構造の特徴1.建築架構の柱を細くすることが可能外側の柱断面が細くなることで、従来の高架橋より必要用地幅が狭くてすむ。2.必要用地幅土木高架橋の柱・梁の位置で制限を受けていた昇降設備が建築架構内で配置できるため、駅部全体のレイアウトの自由度が向上し、かつコンパクト化が可能となる。3.レイアウトの自由度が上がる・コンパクト化一般の土木の高架橋柱・梁を意識したファサードから、スレンダーな鉄骨フレームをベースにした外装と旅客上家一体のデザインとすることができ、デザインの自由度が向上する。4.土木に捉われないファサードづくり従来、駅における土木設計が行われる際には建築設計も進めておく必要があったが、ハイブリッド構造では土木へ受け渡す付加荷重等の整理を行っておけば高架橋設計と切離した建築設計が可能となる。5.土木設計と建築設計の時期をずらすことが可能両外側の柱・梁が、土木高架橋(太い鉄筋コンクリート造の柱・梁)から建築架構(細い鉄骨造の柱・梁)に置き換わることで軽量化が計られ、土木・建築一体でのトータルコストダウンが可能となる。6.土木・建築一体でのトータルコストダウン23総合

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