創立50周年―設計作品集―
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名取駅杜せきのした駅美田園駅仙台空港駅仙台空港線未来へはばたく駅Sendai Airport Line仙台空港駅Sendai Airport Station宮城県名取市下増田仙台空港鉄道鉄道・運輸機構東北局建築課・交建設計(建築)熊谷・三井住友・橋本JV所在地 :建築主:設計:施工:旅客を誘うスパイラルフレーム 仙台空港線はJR東北本線名取駅を起点とし、(年間330万人超の旅客利用がある)東北地方最大の国際空港である仙台空港に併設する仙台空港駅に至る延長7.1kmの新線で、「定時性」、「スピード」、「大量輸送」を目的に計画され、JR東北本線仙台駅までの17.5kmを直通で乗入れている。平成19年3月18日に開業し、約1万人/日(平均)の乗降客がある。 仙台駅から仙台空港までの所要時間は、従来の約40分(自動車)から最速で僅か17分と短縮され、東北第一のビジネス、観光の拠点であった仙台空港へと貢献している。 名取駅と仙台空港駅間には、「杜せきのした駅」、「美田園駅」の中間2駅を新設し、両駅周辺では豊かな自然環境と都市機能をかね備えたまちづくり(ex.臨空タウン(約185ha、人口6500人))が進められている。仙台空港駅はその敷地内の空港ターミナルビルの正面に構内通路を挟んで併設され、空港ターミナル連絡歩道橋に段差なしで連絡している。空港駅のデザインは空港ターミナルビルや他の空港施設との景観バランスを意識し、構造物の形態、材料、色彩の調和を図るとともに、デザインコンセプトを「未来への誘い」とし、様々な人々が集い旅立つ思いを未来への異空間へ誘うイメージとして表現している。 空港ターミナルビルの大屋根は大きな3次元曲線により構成されており、その景観との調和を図るため上家をスパイラルフレーム(3次元鉄骨フレーム)とそれを包み込む膜屋根とし、21世紀の国際空港駅に相応しい斬新な構造で、軽快かつダイナミックなデザインとなっている。色彩についても膜を白、柱、壁をグレーを基調としたモノトーンとし調和を図っている。 また、空港ターミナルビルのカーテンウォールの強化ガラスと一体化を持たせるため防風スクリーンをガラス構造としており、連絡通路についても連絡歩道橋との連続性を考慮したデザインとなっている。 上家のスパイラルフレームは全部で17レームあり、1フレームごとに形状が違うため3D-CADによりそれぞれの加工形状を解析するなど、非常に精度の高い管理が必要であった。 スパイラルフレームの製作は「曲げ」、「溶接」が最も重要であり、2次元曲げした曲率の異なる7パーツの鋼管をねじりながら溶接接合すこととした。 曲げ工法は大口径のΦ406.4×25のシームレス鋼管を歪みを極力少なく曲げる高周波誘導加熱による曲げとした。[路線概要]・魅力ある駅デザイン・スパイラルフレームスパイラルフレーム14

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